キヨサキ氏の予測
ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は2日、株や債券、不動産の市場が現在から2025年の夏にかけて暴落する可能性があるとXで警告した。
自身の過去の著書『金持ち父さんの予言』で予想したように、史上最大規模の暴落が迫っていると主張。そして、実際に暴落が起きればゴールド(金)、シルバー(銀)、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)に数十億ドル(数千億円)規模の資金が流入するとの見方を示している。
キヨサキ氏が『金持ち父さんの予言』を引き合いに出し、金融市場の暴落の可能性に言及するのは初めてではない。例えば5月5日にも、株や債券、不動産の市場が非常に近いうちに暴落する可能性があるとXに投稿している。
今回の投稿では、株や債券の市場が暴落すると特にベビーブーム世代の人々が破産するだろうと予想。一方で、良いニュースもあるとし、将来を予測して行動する人々は非常に裕福になれる可能性があるとも述べた。
そして、過去の主張と同様に金、銀、ビットコインを推奨し、この3資産に数十億ドル規模の資金が流入するとの見方を示している。
暴落を予想する根拠を今回の投稿では述べていないが、5月28日にXでリポストしている「Mail Online」の記事によれば、米政府の債務の増加、失業率の高まり、クレジットカードによる債務の増加などの複合的な要因が背景にあるようだ。